MSRAインターンについて

このエントリーをはてなブックマークに追加
自分は2012年の8月〜11月にMicrosoft Research Asia (以下MSRA)でインターンをさせていただきました。その際のスケジュールや、Tips等々まとめてみたいと思います。
あくまでも自分のケース(やや特殊)ですので、その点についてはご了承ください。

1. インターン全体の大まかなスケジュール
  • 4〜5月頃 
    • もし行けるなら行ってみたいという意思をMicrosoft Coreプロジェクトリーダーの小町さんにそれとなくほのめかしていました。
  • 5月24日 プログラミング課題(翌日提出)が出ました。
    • 基本的なアルゴリズムに関する問題です。
  • 6月12日, 18日 Skypeで面接(1人ずつ2回)を行いました。
    • 具体的には、これまでの研究について話をしました。
    • 学部(哲学専攻)の卒論の話を聞かせてください、という質問は予想外で面食らいましたw。英語で説明するのに四苦八苦しました。
  • 7月18日 正式にインターンが決定。
    • インターンの日程や、VISAの手配等々を開始しました。
    • 日本で申請したVISAはF(Single)になりました。
    • MSRAに着いたあとに F(Multi)に更新できます(希望すれば)。
  • 8月28日〜 MSRAでのインターンが開始
  • 10月第1週 中国は連休(国庆节)のため一時帰国(ついでに日本で車の免許更新があったので)
  • 11月27日 MSRAインターン終了(ちょうど3ヶ月)
  • 帰国後〜 インターン終了後も約週1回のペースでSkypeミーティングを続け、翌年4月中旬に国際会議 (ACL) へ論文を投稿し、5月中旬に無事acceptされました。

2. MSRAでの生活
 まずはUniversity Relations in Japan, Microsoft Research Asiaブログや小町さんのMicrosoft Research でサマーインターン(こちらはRedmondですが)が参考になります。 
自分の話はこちらに書いているので、併せて参考にしていただければと思います。その他のTipsとしては、

  • 自動車の免許を持っている人は有効期限を確認しておくと良いです。
    • インターンは中長期間ありますので、免許の更新時期が重なっている人は出発前に更新しておいたほうが無難かもしれません。もちろん、帰国直後でも大丈夫だとおもいますが。
  • オススメ(された)中国語学校
    • 五道口にあるBC学院というところ。MSRAにいる日本人研究者の方もお世話になっているとのこと。生徒の希望至上主義で、スケジュールや内容の希望は生徒のリクエストに徹底して合わせてくれます。とてもフレンドリーな雰囲気でマンツーマンも可能。中国語でのやり取りが必然的に増えるので効率的に学習できます。自分の場合は学部時代に2年間中国語を勉強していましたが、ブランクもあったので会話クラスを初級からやることになりました。2時間×3コマ/週で、2ヶ月間受講しましたが、タクシーの運転手さんと簡単な会話くらいはできるようになりました。
  • 交通手段
    • アパート(紫金数码 zi jin shu ma)からオフィスまでは徒歩で4-50分、バスor地下鉄だと30分、タクシーで15分くらいで着きます。とにかく公共交通機関が格安なので、「困ったらすぐタクシー」という悪い癖がついてしまいます…。ちなみに夕方は、大抵オフィス近辺の海淀黄庄〜中关村エリアで大渋滞が発生します。
    • 終電(地下鉄)は終バスよりも時間が早いので注意が必要です。自分がいたときは、だいたい終バス(夜10時半前後)に帰っていました。
    • 社外ではほとんど英語が通じないと思ったほうが良いです。ですので、タクシーに乗る場合などは中国語で書かれた住所を見せれば確実です。上にも書いたように簡単な中国語を覚えるだけでも、運転手さんと必要最低限のやりとりができるようになるので、それもまた良いかもしれません。


3. 持ち物リスト
 自分は基本的にid:ceekzさんが作ってくれたリストをもとに準備しました。大変参考になります。上記のリストに加えて自分が持って行って役に立ったものをここでは挙げたいと思います。(若干重複がありますが…)

  • クレジットカード(保険付帯)
    • 自分は90日間の海外旅行保険が付帯しているJALカードにしました。
  • 日本円3万円(内2万円程度を現地で元に両替)
  • ボディタオル
    • 最初は現地のものを使ったのですが、やわやわだったので困りました。
  • 日本からのお土産
    • 日持ちするものが良いでしょう。メンター用、(最初の)ルームメイト用、インターン席用と準備しておくとスムーズにコミュニケーションが進むと思います。
    • (余談)せっかくなので奈良の葛菓子(干菓子)を持って行ったら、中国人インターン生に芳香剤だと思われてしまいました。
  • 保湿用クリーム
    • 現地は結構乾燥します。
  • くし
  • マスク
    • 黄砂やチリの影響で、たまに物凄く視界が悪くなる日がありますので、持っていて損はないです。たくさんは要りませんが。
  • 北京(中国)のガイドブック
    • なくても困らないけど、1冊あればとても便利。地◯の歩き方などは(悪い意味で)目立つので、ブックカバーなどをかけておきましょう。
  • アイマスク、耳栓
    • 快適な眠りのために、念のため持っておくと良いかもしれません。(部屋やルームメイトに依存します。)
  • キーボード(トラックボール)
    • お気に入りのキーボードがあればぜひ持って行きましょう。(オフィスでデフォルトで支給されるのはdellの英字キーボードでした。)
    • 自分は(Windows環境では)トラックポイント派なので、ThinkPad USB トラックポイントキーボードを持って行きました。
  • 小さいメモ帳、ノート
    • 中国語を学んだり、筆談したりするときに便利です。
  • VPN環境
    • アパートでGFW (Great Firewall)を越えるために必要です。規制されているサービスなどはこちらにありますが、規制対象は随時追加されています。 
  • 小さいWifiルーター 
    • Amazonで「wifi ポケット」等で検索すると出てきます。アパートはLANが1口しかないので、ルームメートにも喜ばれます(たぶん)。

4. インターンを有意義に過ごすために
自分のメンターの荒瀬さんが「海外インターンで成功するために知っておくべき5つのこと」や「Microsoft Research Asiaインターンシップシリーズ」をまとめていますので、ぜひ読んでおくと良いと思います。必要なことがほぼすべて書かれていると言っても過言ではないです。
3ヶ月は本当に短いので、Microsoftに依存したデータやツールを用いる場合は、インターン開始前にゴールの設定やサーベイを済ませておくくらいのスケジュール感が良いと思います。インターン終了時に実験結果がまとまっていない場合などは、延長するか、一度帰国してから再度行くか、あきらめる(お蔵入りにする?)ことになります。
自分の場合は、Microsoft依存の部分がそこまで大きくなかったため、インターン修了後もSkype等でミーティングをしながら研究を進めることができました。これはレアなケースだと思います。


5. 終わりに
MSRAでインターンできたのは、自分にとってとてもよい経験になりました。研究はもちろん、(国内外の)友人もたくさん出来ましたし、もしチャンスがあればぜひ挑戦してみると良いと思います。